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の相互利用、さらに委託研究、それを受託する研究機関。こうなってきますと、やはり先ほど言った受託する場合大学の研究所がどういった形をとるか、あるいはシンクタンクや地方公共団体や国が大学の学生を実習期間として受け入れる、いわゆる欧米でいうインターシップみたいなものが考えられるということです。
これらの動き、最近のものに照らし合わせていきますと、埼玉大学大学院が、埼玉大学の政策科学研究科だけを独立させて、センター化の構想があるということです。そうなってくると、かなり研究にも踏み込んだ組織になるのではないか。さらに最近の動向では、公務員の独立大学院を設立しようというような動きもあるようです。これらが進んでいくと、この機関的ネットワークの支柱になってくるのではないかということです。
以上が大体私からお話しすることです。
最後にちょっと手前みそでつけ加えたいのですが、行政学科、行政学の独立学科のところで山梨がよく取り上げられて、本学が取り上げられないのは非常に残念に思っているのですが、パネルディスカッションでも少し時間があったらお話ししたいのですが、本学では管理行政学科という学科を何と昭和39年設置、40年に学生募集をしております。その意味ではかなり早い時期の先駆け的な存在であったのではないかというふうに自負をしているのですが、そのカリキュラム内容についてはまだ後でお話ししますが、簡単に申しますと、行政学というもののほかに経済、社会の政策学、さらに特殊講義としての公共政策学、行政管理、行政改革などが開かれているという現状です。また詳しくはパネルの方でもし時間があれば少しお話ししたいというふうに思っております。
かなり取りとめもない話になってしまいましたが、大学・大学院での現状を中心に、私の考えと現状を少しご紹介させていただきました。ちょっと時間をオーバーしました。申しわけありませんでした。

 

 

 

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